東ローマ帝国 アンドロニコス2世と3世の確執…【Coin of the day】

四月も下旬に差し掛かり、そろそろゴールデンウィークの
楽しい予定が近づいてきた…という方もいらっしゃるのでは
ないでしょうか。
今年は、祝日の連休の後に土日がくっついていることもあり
長いお休みになるパターンもあるようですね。
どうぞ素敵なGWになりますように♪

さて、今日も東ローマ帝国の金貨特集です。

4枚目のエレクトロン貨、独特の色合いが素敵です♪
このコイン裏面にはアンドロニコス2世とアンドロニコス3世が
並んでキリストから冠を授けられている図案が彫られています。

この同じ名前の2世と3世、祖父-孫の関係で、この意匠を
見ていると何だか仲が良さそうですが…
実は二人の関係はかなりギスギスしたものでした。
アンドロニコス2世は、息子(アンドロニコス3世の父)の
ミカエル9世を共同皇帝として、共に統治に努めましたが
ミカエル9世の息子アンドロニコスは品行が悪く、
皇帝には向いていないとされ祖父からは疎まれていました。
日が経つにつれ祖父と孫の対立は溝を深め、ついに孫は
祖父の暗殺を企てます。
暗殺自体はなされなかったものの、その後すぐに
アンドロニコス3世は、今度は自分の恋敵を亡き者にしようと
して誤って実の弟を殺してしまいました。

ミカエル9世にしてみれば、長男が父親の殺害を企んだ上に
次男の命を奪う…という衝撃的な出来事が続けざまに起こり、
そのショックは筆舌に尽くしがたいものでした。
結局、心労がたたって病に倒れ、わずか44歳で父に先んじて
この世を去ります。

ミカエル9世亡き後、アンドロニコス3世は公然と祖父に
反旗を翻し、7年間にわたる内戦を経てついに祖父を
皇帝の座から追いやり、自身が帝位についたのでした。

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