苦難の皇帝クラウディウス 他【Coin of the day】

先日、フィギュアスケートの浅田真央さんが引退を
表明されましたね。
オリンピックや様々な大会のたびに、真央ちゃんの
華麗な演技を楽しみにテレビに釘付けになっていました。
これからも、新しいフィールドで活躍してほしいです(*^^*)

さて、今日の一押しはやはり一枚目のアウレウス金貨です。
両面のクラウディウスの横顔がはっきりと細部まで残っている
かなり良状態のものです。

この皇帝クラウディウスは、もともと体が弱く、
動いたり話したりするのが不自由だったと言われています。
そのため、皇位につくとは本人を含め誰も考えておらず、
クラウディウス自身はずっと歴史の研究に没頭していました。

ところが、前皇帝カリグラが暗殺され、一時的に皇位が空き
その間に独裁制から共和制への転換を望む者も現れました。
そのため、独裁制を維持したい皇帝親衛隊が、前皇帝死去から
わずか24時間でクラウディウスを新皇帝として擁立します。

その時クラウディウス50歳。ずいぶん遅咲きでした。

後継者教育も受けず、帝位への野心も持たなかった彼は
いわば素人同然と言える状態で突然国の第一人者の立場に
置かれてしまったわけですが、そんな彼を支えたのは
長年取り組んできた歴史学の知識でした。
先人たちの経験や方法論をベースに、懸命に統治に努めました。

一方、クラウディウスは家庭には恵まれず、4度の結婚を
経験します。
最後の妻は小アグリッピナ、後に「暴君ネロ」として悪名馳せる
ネロの母親です。
小アグリッピナはクラウディウスの姪で、本来は叔父と姪の
結婚は許されていませんでしたが、連れ子のネロを皇帝の座に
つかせるために強引に妻となります。
その後、後継者としてのネロの立場が確実になったと見るや、
夫クラウディウスに毒キノコ料理を食べさせ葬るのでした。

クラウディウス、ハンディを負いながらも、望まずして
背負わされた職務を全うしようと尽くしましたが、
最後は妻に裏切られ命を落とすという、苦難の皇帝でした。

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