分散投資のポートフォリオの1つにアンティークコイン!?何が起きるかわからない時代の資産戦略
世の中には不動産投資や株式など様々な投資対象がありますが、その一つアンティークコインも重要な投資商品です。アンティークコインはその歴史と美術品としての価値、そして金地金としての価値もあり楽しみながらの長期保有に最適な投資商品の一つ。
投資にアンティークコインはおすすめなのですが、投資における格言に「たまごは一つの籠に盛るな」という言葉があります。同じ値動きをする投資商品にだけ資金をつぎ込んでしまうと、何かのきっかけで全投資商品が下落してしまうという危険性を指摘している言葉です。
今回の記事では、分散投資やポートフォリオについての解説とアンティークコインへの投資についてお伝え致します。
分散投資とは
あなたの手元に今、1000万円の投資資金があったとして、その1000万円全額をアンティークコインのみに投資することは危険です。
これはアンティークコインだけでなく、他の投資商品例えば株・FX・不動産投資なども同じで、投資資金全額を同じ値動きをする商品に投資するべきではありません。
今は新型コロナウィルスをはじめ、予想もしなかったことが起きる時代です。ほんの1年前までオリンピックが延期される、また日本を代表する航空会社である日本航空が2700億円の赤字転落になると誰が予想したでしょう。
街に人影がない緊急事態宣言発令なども考えもしなかった事態です。株価も下落し、もし株だけに投資をしていたら大変な損を抱えることになっていたことでしょう。
このように投資商品を同じ値動きをする商品だけせず、分散投資をして不測の事態を避けるのが正しい投資手法です。
分散投資の基本「ポートフォリオ」とは
投資の際によく聞くこのポートフォリオとは、対象となる金融商品の組み合わせ銘柄のことです。
誰しも投資で失敗はしたくないもの。金融商品をいくつかに分散して投資する金融商品の具体例をお伝えします。
金融庁が我々国民から徴収している年金も投資により資産運用されています。そのポートフォリオの割合をご覧ください。
▲出典:年金積立金管理運用独立行政法人
▲【2020年4月1日からの5か年におけるポートフォリオ】より引用
こちらのグラフは上記のポートフォリオ割合を示したグラフです。国民の年金を運用する機関が最も投資下落リスクが低いという判断を行った結果が上記のポートフォリオになります。
分散投資とはこのようにリスク回避・リスク軽減という大きな利点があるのです。
分散投資のポートフォリオの1つとしてのアンティークコイン
分散投資とはリスク回避、様々な投資商品に分散し、株がだめでも低利だが債券がある。または、ユーロが落ちても米ドルは安定しているなど変わる世界情勢に合わせてどんな時でも対応できるように資産を守る投資手法です。
あなたのポートフォリオの中にアンティークコインを加えてはいかがでしょうか。
アンティークコインはレアコインならオークションへ出品し高額な値が付くこともあり、ディーラーと相談しながら長期投資前提でより良いコインを選び保有されるのも良いポートフォリオとなるでしょう。
なぜ、分散投資のポートフォリオにコインを組み込むべきか
今年初めから広がった新型コロナウイルス。世界の株価が多く落ち込み、飲食・音楽・旅行業界など多くの分野で経済活動がストップしました。
最近はワクチン開発の期待からやや持ち直した感がありますが、もし株だけに投資されていたら保有投資資産が大きく減っていたことでしょう。
世界的な経済活動の停止の中で数年続くといわれるwithコロナの時代には、株や債券だけでなく違う値動きをするアンティークコインをポートフォリオに組み入れることは投資家として賢明な判断となります。
なぜなら、2008年のリーマンショックの時でもアンティークコインの価格は下がらなかったという実績があるからです。
また「ウナライオン」のように希少性とデザイン性の高いコインは世界経済には全く関係なく値が上がってきており、オークションへ出品すれば高額取引になるコインもあります。
分散投資で重要なことは「値動きの異なるもの」を複数ポートフォリオに組み込むことであり、アンティークコインは株価下落や今回の新型コロナウィルスやリーマンショックのように世界経済が不安定になっても価格が下がるというものではありません。
有事の「金」と呼ばれていますが、アンティークコインも似たような性質を持っており、この新型コロナウィルスの中でも金やプラチナの価格は安定していました。
個人投資家がこれから築くポートフォリオとしては、株や債券とは違う値動きをする現物投資であるアンティークコインを組み入れることで、より良いリスク回避できるポートフォリオを構築することができます。
次に投資家のポートフォリオにどの程度、アンティークコインを組み込むべきかについて解説致します。
分散投資のポートフォリオのどのくらいの割合をコインにすれば良いか
投資にはリスク回避のために分散投資がお勧めであることをお伝えしてきました。また投資商品として株や債券でなく、安定した現物投資商品のアンティークコインが適していることもご理解いただけたと思います。
では、実際に投資におけるポートフォリオのうち何パーセントをアンティークコインにするのが良いのでしょうか。
一般的には5~10%をアンティークコインなどの資産に当てると良いと言われています。
アンティークコインは長期保有が最も高い上昇率があり、世界の富裕層向け投資レポートのナイトフランク社レポートでも10年で193%の伸び率になっています。
実物資産 |
価格の上昇率 |
|
12か月 |
10年 |
|
レアウィスキー |
40% |
582% |
アンティークコイン |
12% |
193% |
ワイン |
9% |
147% |
アート |
9% |
158% |
時計 |
5% |
73% |
クラシックカー |
2% |
258% |
家具 |
1% |
-32% |
カラーダイヤモンド |
0% |
122% |
切手 |
0% |
189% |
ジュエリー |
-5% |
112% |
全体の実物資産上昇指数 |
9% |
161% |
このレポートを見ると、絵画などのアートやレアウィスキー・クラシックカーなども大きな伸び率になっていますがこれらの投資商品は、長期保有よる品質の劣化のリスクや保有商品のメンテナンス費用が高額になるということがあります。
アンティークコインは金地金という性質上、品質劣化や保有するための高額メンテナンスは不要です。
アンティークコインが手軽かつ大きな利益を生む投資商品であることがご理解いただけたと思います。
分散投資のポートフォリオにアンティークコインを組み込もう
投資における分散投資の重要性とポートフォリオへのアンティークコインを組み込む重要性についてご案内をしました。
今回の記事を内容について要約します。
- 投資するなら分散投資という考え方が必要
- 分散投資する銘柄をポートフォリオと呼び同じ値動きをする商品を選択しない
- 世界経済の動きに左右されないアンティークコインを投資額の5~10%程度をポートフォリオに組み込む
- アンティークコインは長期保有、高額メンテナンスや品質劣化のない安定した投資商品である。
またアンティークコインは購入時には届なども不要です、手軽に購入できそのコインの歴史や美しいデザイン性で楽しませてくれる資産です。
大切なご家族へ譲ることもでき、長く一家の資産として支えてくれる投資商品です。投資対象となる商品の選定については一度プロである、アンティークコインディーラーへご相談ください。