先日のブログで探偵小説の登場人物「エルキュールポアロ」の
お話をして以来、しばらく読んでいなかったポアロ物がまた
読みたくなってしまいました。
未読だった「ポアロ最後の事件」と言われる一冊を
読んだのですが、ストーリーもトリックも結末も何もかもが
意表を突かれたもので、すぐにでも「これってあり！？」と
誰かと話したいのですが、周囲はまだ読んでいない人ばかりで
推理物のネタバレをするわけにもいかず、フラストレーションが
溜まるばかり＾＾；
「早く読んで！！」と夫をせっついています(笑)

さて今日は、フランスコインをご紹介します。
ルイ15世の肖像のものが2枚あります…どちらも美しいですが
私はやはり金貨が彼のイメージに合っている気がします。

ルイ15世と言えば、愛妾ポンパドゥール夫人が有名ですね。
裕福なブルジョワ階級とはいえ、王族や貴族と所縁のない
一般平民が美貌と頭脳を武器に、政治を動かすまでに
昇りつめました。

権力を手にした女性の常として凄まじい贅沢もしましたが、
政治に関心の薄いルイ15世に代わって実質的な宰相と言える
立場になりました。

42歳で亡くなるまでルイ15世の寵愛を一心に受けましたが、
30歳を過ぎたあたりからは色っぽい関係では
なくなっていたそうです。
たとえ男女の仲ではなくなっても、人生において
欠かせないパートナーになっていたんでしょうね。

彼女が好んでしていた、前髪を膨らませて留める髪型には
「ポンパドゥール」と名がついて、現代に至るまで女性たちに
愛されています。