アンティークコインのデメリットには、贋作(偽物)などの詐欺の被害に遭う危険があるということが挙げられます。このような手口は特にオークションサイトで多く、出品者の中には偽物と知っていながら出品したり、贋作を作り出して出品するなどする人がいます。

しかしせっかく高額で買ったコインでも偽物では何の意味も価値もありません。また、価値の判断が難しいという点もデメリットです。アンティークコインは同じデザイン、発行年であってもコインの状態によって価格が大きく異なります。

さらに、コインの価値を自分で見極められるようになるには深い知識が必要ですが、英語で書かれているカタログも多いです。そのため、ある程度の英語力も求められるため情報収集に時間がかかってしまいます。

そのためそのような場合には、アンティークコインについて詳しい人と情報交換をしたり、ショップで相談するようにすると良いでしょう。

アンティークコインを選ぶ際は、希少価値・グレード・需要の3つに着目して選びましょう。

現存枚数が少ないコインは希少価値が高く、保存状態がよく新品に近いほど高いグレードが与えられます。

これらのようなコインは値上がりしやすく、売却時に高額買取してもらえる可能性も高くなってきます。

また、売却を考えるなら需要も大切です。

コインの価値が高くても買い手が見つからなければ売却することはできず、現金化をすることもできません。

需要が高いということは品切れしやすく手に入れることも難しいということですが、その分現金化したいときに売却しやすくなります。

将来的に売却まで考えているのであればこれらに注目して選ぶと良いでしょう。

アンティークコインを購入する際は、信頼できるディーラーを通して購入するようにしましょう。

中には偽造したコインを本物だと見せかけて販売するような悪質なディーラーも存在します。

悪質なディーラーが販売しているコインは巧妙に作られているため、一見偽物だと気づきにくくなっており、特に初心者は気づくことは難しいです。

そのため、本物だと思っていたコインを売却しようとした時に初めて偽物だと気づくケースも多いのです。

このようなリスクを避けるためには購入前に入念に情報収集を行ったり、NGC、PCGS認定されているディーラーから購入するようにすると安心でしょう。