赤バラと白バラの華麗な紋章…ソブリン金貨特集【Coin of the day】

毎日暑いですが、皆様お元気ですか?
九州の方では大きな地震がありましたね。
影響があった方もいらっしゃるかもしれません。
大きな被害がありませんよう、お祈りしております。

今日は鑑定済のイギリスソブリン金貨のご紹介です。
さすが、安定した人気のソブリン金貨、
いずれも甲乙つけがたい美しさですね…

一枚目の裏面に描かれた「テューダーローズ」、
とても華やかです。
赤バラと白バラが組み合わせられたこの紋章、
起源はその名の通りテューダー朝に遡ります。

1455年から30年間にわたって繰り広げられた
ランカスター家とヨーク家の権力闘争は、
それぞれ赤バラと白バラの紋を戴いていたことから
薔薇戦争と呼ばれます。
(正確には、別の紋章を用いていて、赤バラと
白バラの対比というのは後世の発想だそうですが…)

薔薇戦争は最終的には、ランカスター家の系統の
ヘンリー7世とヨーク家のエリザベスが結婚することで
終わりを迎え、権力の統一の証として赤と白のバラが
組み合わさった「テューダーローズ」が考案されたと
伝えられています。

現代も、英国の伝統的なモチーフとして国民に愛され、
様々なところで使用されています。

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