東ローマ帝国 ヘラクレイオス王朝【Coin of the day】

ついこの前まで「ひんやりするなー、コートがいるなあ」なんて
言っていたのに、もう「熱中症に注意」というフレーズを
天気予報サイトなどで目にするようになりました。
季節の移ろいは本当に早いものです。

今回と次回のメルマガで、東ローマ帝国のコインを
ご紹介していきたいと思います。

銀貨も渋さがありますが、やはり私は金貨の華やかさに
目を奪われます…
また、意匠の人物像が皆どことなくユーモラスな表情で
親近感を覚えてしまいます。

2枚目のソリドゥス金貨、4人の人物が描かれていて賑やかです♪
表面はコンスタンス2世とコンスタンティノス4世、
裏面はヘラクレイオスとティベリオス3世です。
4人とも、ヘラクレイオス王朝の皇帝です。

在位の順で言うと、
ヘラクレイオス(610年-641年)
コンスタンス2世(641年-668年)※ヘラクレイオスの孫
コンスタンティノス4世(668年-685年)※コンスタンス2世の息子
ティベリオス3世(698年-705年)
となります。

ヘラクレイオス王朝は、途中10年ほど血統の中断があったものの
100年ほど続きましたが、711年に断絶してしまいます。
この時代、東ローマ帝国の領土が奪われ急激に縮小し、
滅亡の危機にさらされるなど、波乱の100年でした。

東ローマ帝国 ヘラクレイオス王朝【Coin of the day】アンティークコインギャラリア | 旧ナミノリハウスで公開された投稿です。