エラーコインの価値スゴすぎ!あなたの財布の中にもあるかも?

エラーコインで詐欺事件

硬貨削り「エラーコイン」と出品 詐欺容疑で男逮捕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151208-00000066-asahi-soci

少し前のニュースですが、
通常のコインを加工し、「エラーコイン」と称してネットオークション上で販売していた男が、
詐欺と貨幣損傷等取締法違反の疑いで逮捕されたそうです。

驚くのはその値段。
この男は10円玉や500円玉を加工して、
それぞれ約1万円で売っていたそうです。

もちろん、硬貨を加工したり、
それで詐欺を働いたりすることは重大な犯罪なのですが、
ただの10円や500円が1万円になるとなると、
非常に興味をそそられてしまいます。

そもそもエラーコインってなに?
どのくらいの価値があるの?
探せばあなたの財布の中にもあるかもしれない、
「エラーコイン」の価値についてお話しましょう。

そもそもエラーコインって?

ウィキペディアによれば、エラーコインとは
「刻印の2度打ち、陰打ち、傾斜、また穴あき硬貨の場合は穴無しや、
穴ずれなどいわば不良品の硬貨で、
これらは検査の途中で取り除かれるのが普通」
だそうです。

なるほど、要するに何らかの原因で発生した不良品で、
取り除かれずに流通に乗ってしまったコイン、ということなのですね。

確かに、これだけ聞くと希少価値が高そうです。
日本ではこのようなエラーコインが流通に乗らないように、
製造段階で世界と比較しても特に厳しいチェックをしていますからね。

エラーコインの価値

では、日本にはどんなエラーコインがあって、
いくら位で取引されているのでしょうか?

ここが一番気になるところです。
だって、もしかしたらあなたの財布の中にも
幸運にもエラーコインが入っているかもしれませんからね。

さっそく見てみましょう。

・穴ズレ50円玉

穴ズレ50円玉

穴ズレ50円玉

「ちょっとズレちゃいました、テヘッ」
なんてもんじゃない、ストライクゾーン大外れの穴ズレ50円玉。
ここまでズレているのは相当珍しく、大変希少価値が高い。
価格:【約30万円~】

・穴無し50円玉

穴無し50円玉

穴無し50円玉

50円玉には穴があるもの、
そう思ってた時期が自分にもありました…

ズレとかそういう次元じゃない!
完全に穴なしの50円玉です。

もちろん穴ズレを上回る高希少価値であります。
価格:【約35万円~】

・影打ちエラーコイン10円玉

影打ちエラーコイン10円玉

影打ちエラーコイン10円玉

「え?別に普通じゃないの?」
と思ったあなたは、甘い。

よく見てください。
そう、鏡写しのように左右逆なのです。

その原因は、
製造時に一度プレスした硬貨の上に別の硬貨が重なって刻印され、
両面が同じ模様になってしまったことにあります。

このエラーは非常に珍しく、その価格はなんと…
価格:【約25万円~】

貨幣価値の実に2万5千倍!!

・刻印ズレエラーコイン1円玉

刻印ズレエラーコイン1円玉

刻印ズレエラーコイン1円玉

「ナニコレ?」
これは、実は1円玉なのです。

1円玉の土台に、デザインを刻印するときに、
大きくズレてしまって、上のちょっとの部分にだけ、
1円玉の片鱗を残すのみとなってしまいました。

刻印ズレコインにも少しだけズレているものから、
このように大きくズレているものまで色々あります。

この1円玉のようにメチャクチャズレているのに、
流通に乗ってしまったものは非っっっ常に珍しいので、
その価格は、驚愕の…
価格:【約280万円】!!

どんなエラーコインが価値があるの?

このように、中にはとんでもない価格で取引されるものもある
エラーコインですが、
どのようなエラーコインが価値があるのでしょうか?

まず、「エラーの度合い」によって価値は左右されます。

例えば同じ穴ズレエラーコインでも、
穴が大きくズレている方が、一般的に価値が高くなります。

また、穴ズレよりも穴なしのほうが
価値が高い場合が多いです。

要するに、
「こんなミスありえないでしょ!!」
という「ありえない」度合の高さが、
そのままエラーコインの価値の高さにつながる、
と考えて差し支え無いでしょう。

次に、
日本の硬貨においては、
時代が新しくなればなるほど、
エラーコインの価値が高まる傾向にあります。

これは、
現代に近づくにつれ、貨幣の製造技術が上がり、
エラーコインを発見する精度も高まるため、
時代が新しいエラーコインはそれだけ「レア」になるからです。

こんなエラーコインにご注意!

この記事を読んでエラーコインの収集を始めようと思った
そこのあなた、ちょっと待って下さい!

高値で取引されることも多いエラーコインですが、
実は、注意すべきことも多いのです。

むやみにオークションなどでエラーコインを買ったりすると、
損をしてしまう場合もあるのでご注意を。

・外国のエラーコイン

インターネットオークションなどを見ると、
外国のエラーコインが出品されているのを多く見かけます。

しかし、その国によっては、
コインの製造技術が元々低かったりして、
エラーコインが珍しくなかったりする場合もあります。

そのような国のエラーコインは、
当然ながら希少価値が低く、
大きなエラーのあるコインでも価格が低くなってしまいます。

また、アメリカではエラーコインの価値が高まらないように、
失敗作ができた場合にはお土産物屋で売ってしまいます。

この場合も、当然希少価値は低く、
価格も安くなります。
なにせお土産物屋で売っているくらいですから。

このように、
外国のエラーコインの価値を、
馴染みのない我々日本人が判断するのは非常に困難です。
もし購入する際には、専門家に相談するなど、
慎重になりましょう。

・偽造されたエラーコイン

この記事でご紹介したニュースのように、
世の中には、通常のコインを加工して、
エラーコインとして販売する不心得者がいます。

特にインターネットオークションでは、
このような「偽造エラーコイン」を掴まされる被害が後を絶たないようです。

このような行為は詐欺罪に当たるだけでなく、
たとえ人を騙していなくても、貨幣を損傷する行為は
それ自体が犯罪となります。

中には特殊な工作機械を使用して
エラーコインを偽造する者もいますので、
本物かどうかを見極めるのは困難です。

インターネットオークションなどで
エラーコインを購入する際には、特に注意しましょう。

今すぐ財布の中身を見てみよう!

色々注意しなければならない点もありますが、
あなたの財布の中から出てきたコインであれば、
偽造の可能性は非常に低いでしょう。

しかも、運良く発見できれば、
元手は全くのゼロ円!!

さぁ皆さん、今すぐ財布の中身をひっくり返して、
エラーコインを探してみましょう!!

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