究極のエラーコインが発見される!?

先日、エラーコインの記事を書いたばかりだが、

来年1月に行われる「ヘリテージオークション」に、
「究極のエラーコイン」が出品されることが分かった。

先日の記事

 

1ダイム硬貨

1ダイム硬貨

そのエラーコインは、1ダイム硬貨だという。
1ダイムとは、アメリカの通貨で、その価値は1米ドルの10分の1である。
表側にはアメリカ第32代大統領であったフランクリン・ルーズベルトの横顔が描かれている。

 

とまぁ、ここまでもったいつけて語るのには、少々理由がある。
今回の「究極のエラーコイン」、出オチも甚だしいからである。

見れば分かる。それ以上何も語れなくなってしまうのである。

 

 

 

では、見ていただこう!

 

 

 

これが、究極のエラーコインだ!!

 

 

 

 

 

 

究極のエラーコイン

究極のエラーコイン

「いや、コインじゃないじゃん!!」
はい、コインじゃないんです。すみません。

そう、「釘」である。

穴ズレ、穴なし、刻印ズレ…
先日の記事で様々なエラーコインをご紹介してきたが、
正直、これほどのものが出てくるとは思わなかった。

なにせ「コイン」という概念を超越したエラーコインである。
何を言っているのか分からないと思うが、安心してほしい。
私も何を言っているのか分からない。

オークション主催者側の資料によると、
このエラー「コイン」の概要はこうである。

「このエラーコインは大変貴重なものですよ!
ルーズベルトの1ダイム硬貨の生産ラインで発見されたものです!
落札した方には大変な栄誉ですよ!」

…全く何が何やら分からない。
主催者側も実はよく分かってないんじゃないか。

「Undated」とされているので、
正確にいつのことかは分からないが、
アメリカの造幣局がルーズベルトの1ダイム硬貨を製造中、
何らかの原因で、製造ラインに釘が紛れ込み、
ルーズベルトの肖像をプレスしてしまった、
と考えるのが自然なストーリーであろう。

でも、「釘」…?
硬貨の製造ラインに釘ですか…?

釘って「木に打ち込むもの」だと思うのだが…。
製造ラインの機械の一部から外れてしまった「ネジ」ならまだわかるが、
「木に打ち込む」ための釘が何故、硬貨の製造ラインにあったのだろうか?

謎は深まるばかりである。

ともあれ、このエラー「釘」、
2015年12月21日現在の価格は、6,500ドル。
日本円にして約79万円ほど。

わりとお手軽価格ではないかと思うので、
面白半分に購入してみてはいかがだろうか。

ヘリテージオークション
Undated 10C Roosevelt Dime — Struck on a Nail
http://coins.ha.com/itm/errors/undated-10c-roosevelt-dime-struck-on-a-nail-ms65-pcgs/a/1231-3496.s?ic4=GalleryView-Thumbnail-071515

私ですか?
私は遠慮しときますすいません…

究極のエラーコインが発見される!?アンティークコインギャラリア | 旧ナミノリハウスで公開された投稿です。