プロイセン王国の「兵隊王」フリードリヒ・ヴィルヘルム1世【Coin of the day】
今日はプロイセンの金貨をまとめてご紹介します。
プロイセン王国とは、1701年~1918年の200年余、
現在のドイツ北部からポーランド西部を領土としていた
国で、首都はベルリンにありました。
今回ご紹介のコインの2枚目・3枚目に描かれている
「フリードリヒ・ヴィルヘルム1世」は、プロイセンの
2代目の王です。
初代の王フリードリヒ1世は、フランス王ルイ14世に
憧れるような派手好きの浪費家で良い王とは言えず、
彼のせいで国庫は圧迫され、1713年に息子が王の座を
継いだ時にはプロイセンは破産寸前でした。
フリードリヒ・ヴィルヘルム1世は、父の虚飾を好む
性質とは正反対で、倹約家で粗暴なところがありました。
「兵隊王」と呼ばれるほど軍隊育成に積極的だった彼は
徹底的に節約し、軍事力増強に集中的に予算を費やしました。
そのおかげで、先代の時にはほぼ底をつきかけていた
国の財政は回復し、また軍制の強化はプロイセンの
国力増大に大いに貢献しました。
しかしながら、人物としては「王」に似合わぬケチで
細かい性格だったと言われています。
臣下の私生活の細部にまで干渉し、非常に多くの勅令を
出しました。
その勅令は例えば「市場の物売り女は、暇なときには
無駄話をせず糸紡ぎに励むべし」というような、
ほっといてくれ!と言いたくなるようなもので、しかも
自ら違反者がいないか度々視察に訪れたとか。
また、その質素な暮らしぶりは、外国からの使節を
しばしば驚愕させるほどだったそうですが、
質素を好んだというよりはただのケチだったそうで
招かれて臣下の財布で食事をするとなると、あとで
苦しくなるほど飽食したということです…
なんだか「国王」という肩書に似合わないですね。
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