「禿頭王」って誰?西フランク王国特集【Coin of the day】

先日、最年少棋士の藤井聡太四段が公式戦の
連勝記録を更新しましたね!
将棋の腕前はもちろん、その落ち着いた風貌や
インタビューの受け答え、文章や文字のきれいさに至るまで
とてもとても14歳とは思えない素晴らしさ…

彼のけた外れの実力を評して、ある棋士は
モータースポーツになぞらえて
「『性能の良いマシンが参戦する』と聞き、フェラーリやベンツを
想像していたら、ジェット機が来たという感じ」
と表現していました。
この「次元が違う」感…すごいですね。

さて、今日は西フランク王国のコインを集めました。
独特のデザインやクロスの紋章がカッコいいです♪
三枚目のコイン、シャルル2世の時代のものですが、
「禿頭王」とは何とも不名誉なあだ名がついております…

一説には、シャルル2世は実際にはむしろ毛深く、
皮肉を込めてつけられたあだ名とか。
また別の説には、これは実際の髪の毛云々ではなく
彼が最初のうち領土をほとんど持っていなかったことを
揶揄して呼ばれていたものだとも言われています。

経緯はともあれ、千年を優に超える今の時代にまで
そんな呼び名が伝えられているとは…
シャルル2世も何とも複雑な思いなのではないでしょうか。

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