モダンコインのおすすめシリーズを3つ厳選!人気のモダンコインもご紹介

過去に発行された古いコインを総称して「アンティークコイン」といいますが、反対に、まだあまり年数が経っていない最近のコインは「モダンコイン」と呼ばれています。

 

モダンコインとアンティークコインを明確に区別する定義はありません。モダンコインは比較的に安価な値段で「未使用のコイン」を探すことも可能です。希少価値が高く人気があるコインであれば、値上がりが期待できることもあるでしょう。

 

今回はモダンコインの特徴を解説したうえで、人気のおすすめシリーズや人気の高いモダンコインをご紹介していきます。ぜひ、これからのコイン選びの参考にしてみて下さい。

 

 

モダンコインとは

モダンコインとは、近年発行されたコインのことを指します。アンティークコインは古いものだと紀元前にまで遡りますが、そういった古いコインと区別するために、比較的新しいコインのことをモダンコインと呼んでます。2019年や2020年など現代コインも含めてモダンコインと呼ばれます。

 

米国コインにおけるモダンコインの概念

ちなみに、 米国コインには「モダンコイン」というジャンルがあります。米国のモダンコインの境界線は1964年となっています。理由としては、1964年から一般の貨幣にシルバー(銀)が使われなくなったことが挙げられます。

 

ちなみにですが、アメリカでは1964年以前のコインをレアコイン、ビンテージコインと呼んで区別する場合もあるようです。

 

モダンコインの人気が急上昇中

古く紀元前にまで遡る多種多様なコインがある中、モダンコインは初心者にも購入しやすいコインです。コレクターや投資家の中には、モダンコインのみにこだわる人もいます。

 

投資としてモダンコインを購入するメリットは、

 

  • 未使用のもの、グレードが高いものを探しやすい
  • ケースや発行証明書つきのコインも多い
  • 価格が高くなりすぎていない(※コインの種類によります)
  • 国内でも情報を得やすい
  • テーマや人物が幅広く知られているケースが多い
  • 人気のシリーズは短期間での値上がりがあるケースも

 

などが挙げられます。アンティークコインよりは情報を取得しやすい傾向にあるので、初心者の人でも情報収集の面では取り組みやすいと言えるでしょう。

 

一部の人気コインの価格高騰も相まって、モダンコインは今人気が急上昇しているのです。

 

モダンコインのおすすめシリーズ3つ

モダンコインの投資方法の1つとしては、1つのシリーズにテーマを絞ってコインを購入していく方法があります。シリーズものを全てコレクションするロマンを味わうことができ、さらには売却を検討する際もセットだと単品よりは高く売れる傾向にあります。

 

モダンコインを購入するならば、ぜひ抑えておきたい「おすすめのモダンコインシリーズ」3つをご紹介します。人気のモダンコインシリーズを見ていきましょう。

 

クイーンズビーストシリーズ

最初にご紹介しておきたいのは大人気エリザベス2世のモダンコインシリーズ「クイーンズビーストシリーズ」です。子どもの頃に夢中になってカードやおまけを集めた頃を思い出させてくれるコインです。

 

ビーストシリーズは英国の紋章とシンボルである野獣がテーマになっていて、全部で10種類あります。

 

コインの表面はすべてエリザベス2世の肖像、両面ともジョディ―・クラークによる動的でインパクトがあるデザインが施されています。発行年代によって裏面のデザインが異なり、集め出したら止まらない魅力的なシリーズです。

 

ビーストシリーズ一覧

 

No

発行年

紋章とシンボル

I

2016~

英国のライオン

II

2016~

エドワード3世のグリフィン

III

2017~

スコットランドのユニコーン

IV

2017~

ウェールズのレッドドラゴン

V

2018~

クラレンスの雄牛

VI

2018~

プランタジネットのファルコン

VII

2019~

ビューフォートのイェール

VIII

2019~

モーティマーのホワイトライオン

IX

2020~

ハノーバ―のホワイトホース

X

2021~

リッチモンドのグレイトハウンド

 

おすすめポイント

ビーストシリーズはシルバー、金、プラチナ、2ポンド、5ポンド、100ポンド、500ポンドなど様々なタイプ、幅広い価格帯のコインが発行されています。大人気のテーマであるため、発売と同時に売り切れになることも多いコインです。

 

価格相場

とくに、ライオン、ホワイトライオン、ホワイトホースは人気があり、ケース・証明書つきで100ポンド金貨だと50万円~100万あたり、500ポンド金貨だと200万円~400万円あたりの値がついています。年月ともにどれくらい値上がりするのか楽しみなコインです。

※コインの価格相場は常に変動するため、直近のオークション結果等を参考にしてください。

 

ブリタニアシリーズ

続いてご紹介するモダンコインシリーズは、モダンコインの王道ともいえるブリタニアシリーズです。表面はエリザベス2世の肖像、裏面は英国を女神にたとえたブリタニアがデザインされています。

 

最初のブリタニアコインが発行されたのは1987年、以来現在に至るまで毎年定期的に発行されていてます。もともと当時ブームになりつつあった貴金属投資が記念コインでできるようにと、ブリタニア金貨が製造されたのが始まりでした。シルバーやプラチナでも製造されていて、それこそ数え切れない種類のブリタニア金貨があります。

 

おすすめポイント

年代によってエリザベス2世の肖像・ブリタニアのデザイン・デザイナーも変わり、バラエティーに富んでいるのが魅力です。2,3枚集め始めると、美しさのあまり熱狂的なコレクターになってしまうケースも少なくありません。有名なテーマであるため売買しやすく、続き年代で揃えたり特定のデザイナーに絞って収集するのも1つの方法です。

 

価格相場

予算に合わせて、価格帯が選べるのがブリタニアコインの魅力です。シルバーで安いものだと数千円~数万円程度で購入できます。100ポンド金貨で発行数が少ないものは、安くても70万円~100万円ぐらいに値上がりしています。500ポンド金貨だと数百万円の値がつくものもあります。今のうちに買っておきたい代表的なモダンコインです。

 

ミュージックレジェンドシリーズ

 

もう1つご紹介しておきたいたいのが、ミュージックファンにはたまらない魅力のミュージックレジェンドシリーズです。ミュージックレジェンドシリーズはビートルズを生み出した英国ならではのコインで、今のところは「エルトン・ジョン」と「クイーン」のコインが発売されています。

 

シリーズ第一弾として2020年1月に、ロックバンドの大御所「クイーン」のコインが数種類発売されました。第二弾は2020年6月、奇抜でお洒落なピアニスト兼シンガーの「エルトン・ジョン」です。表面はいずれのコインもエリザベス2世の肖像です。

 

おすすめポイント

コインコレクターでもない投資家でもない、純粋なミュージックファンからの購入も殺到したため、発売後に数時間で売り切れ翌日には価格が跳ね上がっているコインもあります。

 

ニッケル、シルバー、プラチナ、金貨、5ポンド、100ポンド、500ポンドと幅広い価格帯から選べるのが特徴ですが、まだ1年も満たないうちから入手困難なコインも数点あります。購入機会を逃したくないシリーズです。

 

価格相場

ハーフオンスのシルバーコインや5ポンドニッケルコインなどは数千円~1万円程度で購入可能です。発行数が200~300枚程度のクイーン100ポンド金貨は30万円程度で当初発売されたものが、現在では100万円以上に値上がりしています。

 

エルトンジョンの金貨は種類を問わずほぼ売り切れ。発行数が100枚以下の金貨は150万~700万程度が相場で、今後の先行きに目が離せない状態です。

 

一番人気のモダンコイン「2019年ウナとライオン」

色々なおすすめのコインを見てみたけれど、それでも何を買えばよいのかわからないと迷ってしまう方もいるでしょう。そんな方のために、最後に一番人気のモダンコイン「2019年ウナとライオン」をご紹介しておきたいと思います。

 

「ウナとライオン」はアンティーク、モダンを問わず不朽の名作といわれる人気のコインで、最初に「ウナとライオン」が登場したのは、1839年のヴィクトリア女王コイン。デザイナーはロイヤルミントデザイナーの巨匠ウイリアム・ワイオンです。

 

関連記事:ウィリアム・ワイオンとは?世界一美しいイギリス金貨「ウナライオン」の彫刻師|アンティークコインタイムズ

 

イギリスの有名な詩の主人公である妖精ウナは英国の女王のシンボル、ライオンは英国のシンボルとして180年以上たった今でも「ウナとライオン」は人気のテーマです。物語調で繊細な描写が美しいコインで、2019年版の表面のエリザベス2世の肖像はジョディ―・クラークによるものです。

 

おすすめポイント

2019年のウナとライオンは発行数が非常に少ないため、数か月後にはすでに価格高騰が始まっているモダンコインの逸品です。ウナとライオン自体の知名度が高いうえに、さらにモダンコインの代名詞であるエリザベス2世によるダブル効果が期待できます。

 

価格相場

5オンス金貨の発行数はわずか65枚、現在1,000万円以上の値がついています。2オンス金貨の発行数も225枚と少なく、発売後すぐに売り切れました。当時60万円ぐらいで販売された2オンス金貨は半年で5倍以上の400万円程度に値上がりしています。今ならまだ未使用品でケース付きを探すことも可能です。

 

関連記事:2019年モダンウナライオンとは!半年で340万円値上がりした理由を解説|アンティークコインタイムズ

 

まとめ

今回はモダンコインの厳選おすすめシリーズ3つと、一番人気のモダンコインをご紹介いたしました。初心者の方はシリーズ版から始めてみると、コイン選びのきっかけを掴むことができて、コイン収集の面白さが実感できるのではないかと思います。

 

モダンコインの最大のメリットは未使用品、ケース付き、証明書付き、グレードの高いコインが比較的安価に購入できることです。品定めに苦労する必要がないので初心者にも取り組みやすいのが特徴です。

 

希少価値が高く人気があるテーマのモダンコインは、発売後に短期間でも価格が高騰しはじめるものもいくつかあります。価格が値上がりしすぎないうちに購入しておくのがモダンコインで成功するコツです。

 

1つのシリーズでもコインの種類によって幅広い価格帯から選べるため、まずは購入しやすいものから手をつけていくのもいいですよね。ぜひ、この機会に、見ているだけで嬉しくなるような最高のコレクションとなる最初の1枚を探してみてはいかがでしょうか。